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2021/08/09

2冊本を買う。1冊は中谷美紀『オーストリア滞在記』でもう1冊はブレイディみかこ『女たちのポリティクス』。今日は遅番だったので、昼に1冊本を読んだ。今福龍太の対談集『小さな夜をこえて』だ。今服が熱っぽく語っている山口昌男の本に興味を持つ。彼に関するアンソロジー『山口昌男コレクション』も読んでみよう。それにしても、学者でもないのに私はなぜこんな本を読むのだろう。意味なんてない。ただ、楽しいから読む。本を通して(かなりクサい言い方をするが)知的な刺激を得るというのは単純に楽しい。

私は1975年に生まれたので、オウム真理教事件が起こった1995年を20歳の人間として通った。宮台真司が「意味から強度へ」と唱えていたのに触れて、やっていることに深い意味がなくてもただ楽しければそれでいいと思って色んなことを楽しむようになった。私はそれなりに沢山の本を読んだけれど、学者になりたいわけではない。資格を取るなり何者かになるなり効率を考える読書のやり方かれしてみれば、私の読み方はかなり要領の悪いドン臭い読み方であると思う。だが、それでもいいと思う。たかが読書なんだから。

最近は音楽はソウルIIソウルを主に聴いている。あとは、宇多田ヒカルを聴くようになった。今から20年ほど前、彼女がデビューしたばかりの頃あまりにも「Automatic」が売れすぎたので私はそれだけで関心を持たなくなってしまい、単なる流行り/ハイプと一蹴してしまっていたのだ。今、その浅はかさを恥ずかしく思う。虚心に聴いてみると実に洗練されたR&Bであり、日本でしか生まれなかった歌謡曲のエッセンスも盛り込まれていると思う。これは、彼女の音楽が村上春樹の小説のようにジャポニズムとして扱われうる可能性があることを物語っていると思う。むろんそれは慶賀すべきことだ。

自分のことを好きになる……これは、時に「自惚れ」「ナルシシズム」と呼ばれ嫌われる。でも、自分のことを好きであってなにがいけないのだろう。少なくとも私は、かつて自分のことが大嫌いだった。あまりにも嫌っていたので死にたいと毎日のように思っていた。死ねばラクになれる……むろん、今はこんなことは考えない。自分のことをなんとか、好きになれるようになった。でもそれは人との関わりを続ける過程で生まれたものだ。私自身もまた、誰かが自分のことを好きになるように私の言葉を放つ……そして世界は回る。Go Go Rount This World!


 

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