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今日は発達障害を考えるミーティングに参加した。兵庫県は緊急事態宣言が発令されているので、ZOOMを使ったオンラインでの集いとなった。私も今の仕事での悩みごとを明かし、どうしたらいいのか解決策を練る。働くとはなんだろう、とふと思った。むろん金が必要だから働くのだけど、しかしそれだけだと味気ないようにも思った。働くことを通して幸せになりたい、自己実現を図りたい、役に立ちたいという動機が大事なのではないかとも思った。そういう動機を持てるように仕事を捉え直すことが肝要ではないか、と。ミーティングが終わったあと少し仮眠を取って、ミヒャエル・ハネケ『ハッピーエンド』を観た。家族とはなんだろう、と考えた。私は家族とは仲がそんなによくないのだけれど、でも両親が私みたいな子どもを大事に育ててくれたことの恩は忘れたくないと思っている。ハネケのこの映画は決してわかりやすくドラマを展開するわけではないが、注意深く
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今日、仕事をしていて「有難う」と言われた。「有難う」……いい言葉だ。前に居た部署では、どんな仕事をしてもそれは「やって当たり前」という雰囲気のところだったので「有難う」なんて言われることはなかった。今の部署では他の方から(直属の上司は絶対に言わないけれど)「有難う」と言われることが増えてきた。「有難う」……魔法の言葉だ。これを聞くと自分が有用な人間になったという実感を味わえる。役に立っている、支えている、という実感だ。意外とこうした言葉がけひとつで働く意欲は左右されるものかもしれない。昔、小説家になりたいがために長編小説を真剣に書こうと思い、頑張ったことがある。仕事そっちのけで書いて、結局ものにならず「向いていないことは止めなさい」と言われたのだった。今思えば私は間違っていた。生活がしっかりしていないのに良い小説なんて書けるはずがない。仕事や私生活など、自分の生活を整えることが大事だ。むろ
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メンタリストDaigoの意見が波紋を呼んでいる。私は当の動画を観たわけではない。文字起こしされたものを読んだだけなので誤解があるかなと思うが(誤解はむろん、私の側に責任がある)、私自身かつて生活保護で暮らすことを検討したことがある。通っていた病院の医師からそう言われたことがあるし、かつての知人からも「働かず、生活保護でラクして暮らしていけばいいじゃないか」と言われたことがあるのだった。だから他人事とは思えなかった。ただ、私は働いている。働けるなら働きたい。稼ぎは大したものではないのだけど……。医師に「生活保護があるから、野垂れ死にということはないよ」と言われた時、私は絶望で目の前が真っ暗になるのを感じた。なぜなのか自分なりに言葉にすると、生活保護は本当に困った人が選ぶ最後の最後の手段という思い込みがあったからだと思う。雨宮処凛みたいな人は生活保護をもっとカジュアルに使って暮らそうと言ってい
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リチャード・リンクレイター『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』という映画を観た。この映画の中に、恐らくは学生気分をもっと味わいたいという理由からか三十路になっても学生たちに混じって野球をし続ける男が登場する。彼は最終的に学校から追い出されるのだけれど、私はこの男を嫌いになれない。学生時代や青春時代とは、そういう風に人をそこに留めておきたくさせるような魔性を備えているとも思う。だが、人はいつまでも子どものままでは居られない。私もまた然りだ。大人にならないといけない。とはいえ、大人になるとはどういうことだろう、とも考える。私は大人になったのだろうか。子どもの頃から本を読むのが好きで読んでいて、その他音楽を聴き漁る日々が今になっても続いている。子どもも妻も持たないのは私が選んだ道だから誰にも文句を言うつもりもないが、未だに大人になったという実感がない。大人になる、というの
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朝、『THIS IS US 36歳、これから』を観る。いつもながら堅実に作られた渋いドラマだ。それぞれの人物が自分に課せられた試練を乗り越えようとしている、その誠実さが伝わってくる。演じている俳優たちも自分の役柄をどう捉えるべきか、自分なりに試行錯誤して解釈しようとしているのがわかる。その誠実さ故に、悪く言えば息苦しさを感じることもある。3枚目のお調子者っぽいトビーという男に惹かれる。彼が出てくるとそれだけでこのドラマが軽くなるように思われ、安心できる。この俳優、一体どういう人なのだろう。図書館に行き、エリック・ホッファー『エリック・ホッファー自伝 構想された真実』を借りる。そして読み始める。エリック・ホッファーという人物に興味を持ったのは最近のことだ。肉体労働で稼ぎながら自分なりに思考を練り上げた人ということで、教育制度とは無縁に勉強をしてきた人故の知性を感じる。私も――むろん、僭越とは
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思い出す。今から遡ること5年前だっただろうか。町内で、発達障害について考える集いがあると聞いて、当事者としてなにか話せることがあるのではないかと、それくらいの本当に軽い気持ちで赴いて、そして……発達障害を考えるミーティングが立ち上がったのだ。ああ、あの出会いは偶然だったか必然だったか……それまでロクなことがなかった。あの出会いから全てが始まったのだ。運命はこんな展開を用意してくれた。生きていてよかった、と思った。あの出会いがなければ、私はとっくの昔に酒でくたばっていたのではないかと思う。誰にも心を開けず、誰にも自分の考えていることを伝えきれず……いじめやパワハラにも遭って大変な時代を生きてきた。ずっと、どんな時も本を読んで……発達障害を調べる検査を行った時、心理士の方が「あなたは負けず嫌いですね」と言った。そうだ、自分の趣味や知識をバカにされると悔しくなって、相手を見返すために必死に勉強し
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2冊本を買う。1冊は中谷美紀『オーストリア滞在記』でもう1冊はブレイディみかこ『女たちのポリティクス』。今日は遅番だったので、昼に1冊本を読んだ。今福龍太の対談集『小さな夜をこえて』だ。今服が熱っぽく語っている山口昌男の本に興味を持つ。彼に関するアンソロジー『山口昌男コレクション』も読んでみよう。それにしても、学者でもないのに私はなぜこんな本を読むのだろう。意味なんてない。ただ、楽しいから読む。本を通して(かなりクサい言い方をするが)知的な刺激を得るというのは単純に楽しい。私は1975年に生まれたので、オウム真理教事件が起こった1995年を20歳の人間として通った。宮台真司が「意味から強度へ」と唱えていたのに触れて、やっていることに深い意味がなくてもただ楽しければそれでいいと思って色んなことを楽しむようになった。私はそれなりに沢山の本を読んだけれど、学者になりたいわけではない。資格を取るな
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台風が近づいているという。だからなのか、今日は早番だったのだけれど帰宅後いつものように『THIS IS US 36歳、これから』や『親愛なる白人様』を観ようかと思ったのだけど、観られずにぼんやり植草甚一の『ぼくは散歩と雑学が好き』を読んで過ごした。結局、これが私の生き方なのだなと思う。好きな本があって好きな音楽があって、好きな映画があって気の知れた人とLINEかなにかで繋がっていて、それだけでなんとか生きていける。かすかにではあるがこの世の中と繋がることができる、というように。もしかしたら引きこもっていてもおかしくなかったのかもしれない私も、今かろうじて生きていられるのはそうしたアイテムと友だちのおかげだ。夜、アンドレイ・タルコフスキー『僕の村は戦場だった』を観る。タルコフスキーの映画は眠くなるという定説があるが、この映画はなんとか眠らず観ることができた。タイトルからわかるように、主人公の
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今日は休みだった。朝、いつものように『THIS IS US 36歳、これから』を観る。このドラマでは、死という要素がリアルな形で入ってくる。ランダルという黒人青年の実の父親は癌を患い、それはかなり危険なところまで進行している。彼が死を前にして本当の実の子どもや孫と向き合う姿が、静かなタッチで描かれる。もしくはケイトという肥満に悩む女性の彼氏トビーもまた、心臓を患ってしまい死を意識せざるをえなくなった。そんな形で入ってくる死を、喪服を普段着ることもない私はどう受け容れたらいいのだろう。朝、ドキュメンタリー映画『夜間もやってる保育園』を観る。私には子どもが居ない。なので、私は子育てを想像でしか語ることができない。『THIS IS US 36歳、これから』にしてもこの映画にしても、そんな風に子育てをしなかった人にとってであれこの問題は厄介であることをわかりやすく説明してくれる。どちらも実に骨太な
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今日は遅番だった。午前中時間があったので、『THIS IS US 36歳、これから』と『親愛なる白人様』を観る。どちらも素晴らしいドラマだと思う。前者からは、自分自身の問題と向き合うことの大事さを学ぶ。根本にあるトラウマを直視して、それを乗り越えること。登場人物の奮闘がこちらを励ましてくれているように感じた。後者はまだドラマが進んでいない印象を受ける。これからどんな風に面白くなるのか、それを楽しみにしたい。第5話までは我慢して観るようにと教えられたので、気長に付き合おうと思っている。ジャン=リュック・ゴダールの映画を急に観たくなった。前に読んだ山田宏一『友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』の影響かもしれない。早速ネットで『ウィークエンド』をレンタルする。今日は読書はその山田宏一の『ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』を読んだ。ゴダールの映画はしかし、未だに私にとっては謎だ。単純に考える
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ネットフリックスで、黒人差別問題についてコミカルな視点から切り込んで描写した『親愛なる白人様』を観始めた。今第2話まで観たのだけれど、実に辛口のドラマだ。ついつい私は黒人の文化に対してセクシーだとかクールだとか形容してしまうのだけれど、彼らの文化の背景にあるもの「も」観なければそうした文化の真髄がわかったことにはならないだろう。最近は聴く音楽もすっかりソウルIIソウルのようなR&Bやヒップホップが中心となってしまっている。もう一度『ムーンライト』のような映画を観直すのもいいかな、と思っている。『THIS IS US』を観る。このドラマと付き合い始めて随分経つ。実にシビアな状況を描いたドラマだ。子育ての夢と現実。黒人として生きるという過酷さ。シットコム俳優が一皮剥けて本格派の俳優となるまで。減量に挑む女性の恋愛模様。どれも手堅い描写で語られるので気が抜けない。下手をすると息苦しくなっ
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朝、いつものように『THIS IS US 36歳、これから』第10話を観る。今回はクリスマスの話。いい話というか、渋く作られた話であり良作だという印象はこのドラマを観始めてから今に至るまで、変わっていない。それを踏まえた上で書くのだが、このドラマに通底しているある種の行儀の良さが気になる。黒人問題や死生観を盛り込みドラマに独自の深みを与えようとしている姿勢は評価できるが、登場人物が羽目を外さないので私のような濁った心の持ち主は彼らの澄んだ心にやや違和感を覚えるのだ。いや、だったらどうなってほしいんだと言われても困るのだけど……。昼、友だちとLINEをする。私は何気なくウォン・カーウァイの話をしたくてLINEしたのだが、彼女がトラブルに陥っていたことを知り申し訳なく思う。知らなかったとはいえ恥ずかしい。私のことでいつも落ち着いているように見えると言われたので、そんなことはなく昔20代だった頃