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2021/07/31

朝、『THIS IS US 36歳、これから』第7話を観る。自分に兄弟が居たらどうなっていただろうか、と考えた。私は姉が15歳、兄が12歳離れているので事実上ひとりっ子みたいな育ち方をしたのだった。それ故にしんどい思いもした。いじめに遭っていた時も誰にも相談できず、それ以外でも心を許せる相談相手が居なかったのだ。ひとりっ子同然だったが故に甘やかされて、過保護で育ったのではないかと随分自分を責めたことを思い出す。今はそんなことは思っていない。しかしこんな大人になってしまったことは、果たしてよかったのかどうか。

ワクチン接種第一回目を済ませてきた。痛いとか熱が出るとか色々聞いていたのだが、いざ済ませてみると確かに注射を打たれたばかりの時は打った箇所が熱く感じられたりもしたのだけど、特にだるくなったりすることもなく良好に過ぎている。来月8月に二度目のワクチン接種を行う。これでコロナにかからなくなる、というわけではもちろんないので注意が必要だが……ネットで反ワクチン派の情報を色々聞いてしまったからか打つ前はナーバスになってしまっていたのだけど、最終的には自分自身が決めることではある。私は打ってよかったと思った。

夕方、ステイホームの状態で『13の理由』第2話を観る。実に心をえぐってくるドラマだ。人は幼い頃はイノセントなように思われがちだが、幼いなりに人々の中には思惑があり事情がある。いじめと自殺に取り組んだこのドラマでも、既に「みんな仲良く」なんてことは幻想で人はクラスタによって分けられ、「分断」が生じるという事実があからさまにされる。私自身、自分自身を貫こうとすれば不良グループにも入れず他に友だちもできず、孤独に学生時代を過ごしたことを思い出す。過去のことを思い出し気分が悪くなった。

夜、グリンダ・チャーダ監督『カセットテープ・ダイアリーズ』を観る。主人公が徳井義実の持ちネタである外国人落語家ヨギータにクリソツのように思われたのだが、ヨギータのネタも今の水準ではけしからん(外国人を笑いのネタにしている)と叱られるのかもしれない。映画自体は古典的な父と子の葛藤と和解を描いたもので、そこにブルース・スプリングスティーンの音楽が絡まることで全体に疾走感が加わって活き活きしたドラマに仕上がっているように感じられた。私自身もっとブルース・スプリングスティーンを聴きたくなってきた。

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