トマホーク

 
 
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監督

じっくり間を取る静かな流れと、簡潔かつ瞬間のリアルと悪趣味の狭間の唐突な暴力とのバランス。

スタイリッシュとは違う洗練。

笑いとは無縁のユーモア。

理性は逸脱しても、本能は裏切らないし、不審は消せなくとも、善意は残る。

合わない人には退屈で冗長と映るのだろうけど、2時間30分以上の尺を、大半を占める静かな会話シーンでさえも緊張感を失わないのが凄い。

丁寧な人物描写があるからこそ、運命の皮肉や、損傷の痛みを感じられる。

先日観た『  ガンマンvs食人族』を思い出したが、同じ監督さんだったのね。