「荒井由実のまま夭折すべきだったね」と呟いたのは誰だったのか。そして今。二階や菅が優れた政治家かと言えば疑問だが、しかし「羽田ではなくあいつらが死ねばよかったのに」といった言葉に同意することはできない。コロナ禍で大変な時期。だからこそ自分と立場を異にする者たちに対する想像力とユーモアを忘れないようにしたい。それこそが本当の人間の強さというやつだろう。本棚を見て、ふとミシェル・オバマ『マイ・ストーリー』があるのを見つけた。興味本位で買ったまま忘れていたのだ。年始はこの本を読んで過ごすのも悪くないかもしれない。
もし私の知人が「ゆうパックでクリスマスケーキを送ったけどグチャグチャになった」と言ってきたら、悪いけど「正気か?」と言うだろう。そしてもし私の親がそんなことをして郵便局にクレームを入れたと知ったら、私は家出を考えるかもしれない。